私たちキャニコムは、福岡県うきは市という豊かな自然に恵まれた地を拠点に、世界中の「現場」で必要とされるものづくりに挑戦し続けています。
これまでの歩みは決して平坦ではありませんでした。かつては売上が40億〜50億円で伸び悩み、「このままで本当に世界と戦える企業になれるのか」と自問し続けていました。
その中でたどり着いたのが、「売上は力、利益は品質」という考え方です。
まず、市場から必要とされ、選ばれ続ける「力」を持つ。その結果として、製品の「品質」そして「利益」がついてくる。この順番を、大切にしてきました。
2015年には、「ビジョン300」を掲げ、「100年続く企業となること」「100カ国との取引を実現すること」「売上100億円を達成すること」に挑戦をしました。当時のキャニコムにとって、決して簡単な目標ではありませんでしたが、社員一丸となって追い求め、私たちは一つひとつの目標を着実に実現してきました。
そして、売上100億円を達成した今、私たちの挑戦は新たなステージへと移行しています。現在は「101宣言」を掲げ、グローバル基準でのさらなる企業成長、すなわち「1億ドル企業」「100ヶ国取引」「利益10%」への飛躍を目指しています。この目標は、単なる数字の追求ではなく、世界中の現場で常に必要とされ続ける存在でありたいという強い意味も込めています。
私たちのものづくりの原点は、常に「お客様の声」にあります。私たちは、大規模な市場だけを追い求めるのではなく、現場で働く方々が抱える「小さな困りごと」、いわば「ボヤキ」に真摯に耳を傾けます。そして、その一つひとつの声に徹底的に向き合い、製品を開発してきました。その結果、運搬車や乗用草刈機といったニッチな分野において、世界で確固たる地位を築き、独自の価値を提供しています。
グローバル展開においても、私たちは単に日本の製品を海外に持ち込むだけではありません。各国の文化や気候、そして働き方に深く寄り添い、その地域に最適な商品やサービス、仕組みを創造することを重視してきました。この地道な努力の積み重ねが、現在の海外売上高の力強い成長へと繋がっています。
そして、私が最も大切にしているのは「人」です。優れた人材こそが、優れた製品を生み出すと信じています。経営者の役割は、社員一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる環境を整えること。新工場の建設や最新設備への投資も、この考えに基づいています。根性論や精神論に頼るのではなく、誰もが高い成果を出せるような仕組みを構築すること。それが、結果として会社全体の総合力となり、持続的な成長を支えるのです。
私は、社員一人ひとりが「主役」として輝ける会社でありたいと考えています。新しい挑戦を志す声があれば積極的に後押しし、変化を恐れず前向きに取り組む人を全力で応援する。そうしたキャニコム文化こそが、組織を強くし、未来を切り拓く原動力となると信じています。
地方に拠点を置く企業であっても、世界で戦うことは十分に可能です。むしろ、地方だからこそ見出せる独自の価値や、挑戦の機会があると私は考えています。大企業と同じ土俵で競うのではなく、私たちにしかできない「グローバルニッチトップ」を徹底的に追求していくことこそが、キャニコムの進む道です。
キャニコムは、まだまだ成長途中の会社です。だからこそ、無限の可能性と挑戦の面白さに満ち溢れています。
ぜひ、私たちと一緒に楽しみ、成長していきましょう。心よりお待ちしています。
代表取締役社長 包行 良光

